【偕髙塾】塾長・塾生ブログ

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新卒の就職活動を考える

後悔しない就活

今朝の出来事です。
初めてのコーヒーショップに入り、
店の奥のベストポジションを
確保することが出来ました。
よしっ、今日もツイている、
そう思った十五分後に
やっぱりツイてないなぁと
思った出来事なのですが、
目の前に一人の老婦人が座りました、
続けて一人、また一人と
合計三人になると
店内に響き渡るほどの大きな声で
延々とおしゃべりを始めました。
直ぐに周りの人がしかめっ面をして
席をたちはじめました。
気付くと近くにいるのは
私だけでした。
真面目な仕事をしなければ
いけなかったのですが、
あまりの声の大きさに
聞こうとは思っていなくとも
全ての会話が耳に入ってきてしまい
集中力が無いため、
中々仕事が進みませんでした。
大変為になる話しばかりで
吹き出すことを何回も我慢しました。
短時間に沢山のことを
教えていただきました。
時間になったので席を立ちましたが、
今回のような
貴重な体験をさせていただいたという事は、
考えてみればやはり
ツイていたのだと思います。
でも、老婦人三人組は
何も注文していなかったのだけど、
大丈夫だったのかと
あらたな興味が湧いてきています。
今度、また同じ店に潜入しますので
続編があればレポートさせていただきます。

話しはガラッと変わりますが、
昨日のクローズアップ現代では、
退職代行サービスについて、
放送されていました。
30分番組なのですが、
簡潔に現在の問題点の整理から
現状の問題提起迄まとまった内容でした。
この件は、先日ブログでも取り上げさせて
いただきましたが、
ニーズを掴めばビジネスチャンスは
沢山あるということが分かります。
中小企業の転職市場が活況な昨今、
大企業に安定性を求める人間が
増えることは致し方無いと思います。
しかしながら、
大企業といえども、
競争に勝てなければ
体が大きいだけにその反動で
大変なことになります。
大変なことにならないように
各企業の必死な取り組みが
テレビで次々と紹介されています。
今日のニュースで面白かったことは
池上さんが取り上げていましたが、
ユニクロの物流システム自動化です。
10月に大々的に記者会見をした内容ですが、
働き方改革の本質的な解決策の一つであり、
日本の課題である生産性改善にもつながる
素晴らしい施策だと思います。
ユニクロ以外でも同様の取り組みを
しているはずなのですが、
メディアに取り上げられるメリットを
充分に理解したユニクロとしての
戦術の素晴らしさが伝わってきました。
同じ番組を見たお客様も、
今後働こうと思っている人も
ユニクロって良い会社だなと思うはずです。
そこで働く動機ではありませんが
今日は就活について調べてみたいと思います。

新卒就活市場

売り手市場
文部科学省厚生労働省発表資料より
2018年3月卒業予定者
12月1日時点の就職内定率は86.0%
1996年以来過去最高を記録
2019年卒も引き続き売り手市場が続くと見られている。

売り手市場は継続するものの
その中身を調べると、
企業によって差があることが分かります。
採用数について、
2018年卒よりも増やすと回答した企業
30.8%(前年29.3%)
激化する売り手市場の中、
学生の質よりも、
採用人数の確保を優先する企業が25.3%と
昨年よりも5.3ポイントも増え、
97年の調査開始以来最高となっています。

採用の実態

2018年の新卒における内容では
エントリーシート受付開始時期は
3月上旬が最も多く、過半数の54.0%
早期の選考が形態を変え、
どの企業でも行われています。
同時に大手以外では、
「人気の大手企業には学生が集まりますが、
そのグループ会社がとにかく人が
採れなくなっているのです。
今の就活生は内定が取れるかどうか、
ではなく行きたい会社に
入れるか勝負になっていますから、
学生に名前を知られていない
会社の採用は本当に厳しいのです」
という声が実際の現場の声であり
各企業選考の早期化以外にも
インターンシップを活用しようとする
動きが急増しています。

就職支援サイト大手・マイナビ社より
2019年卒の学生のうち、
インターンシップ参加経験者は
7割を超えていることがわかっている。
インターンシップに関しては、
一日インターンシップの解禁が
非常に大きな影響を与えた。

売り手市場の中身

2013年:4.0%→2014年:3.6%→
2015年:3.3%→2016年:3.1%→2017年:2.8%と
毎日新聞6月1日の記事より
「1人の大学生に対する企業の求人の状況を示す
求人倍率を従業員数別でみると、
300人未満が6.45倍なのに対して、
5000人以上が0.39倍と大きな差がある」
就職で人気の大企業は内定率30%前後であり、
中小企業の求人倍率が上がっている。
大企業を目指す就活生にとっては、
売り手市場では無いということが言える。

囲い込み合戦

経団連に加盟していない企業と加盟企業において
取り組みに大きな差が発生する。
経団連に加盟していない企業は
加盟企業よりも自由に動くことが可能
就活解禁直後の4月・5月から面接を開始し、
6月には内定を出す企業が多発
経団連加盟企業が本格的に始動すると
すでに就活をやめてしまう就活生が続出しているので
大企業が優秀な人材を確保できないという問題が発生
同時に中小企業や非経団連企業の内定辞退続出
中小企業が内定を断られまくり、
予定していた採用人数を達成できないという問題が発生
結果として、
大企業と中小企業の「就活生囲い込み合戦」が
ここ数年展開されており、
2019年の新卒就職活動に関しても
同様のケースが行われる。

本日のまとめ

調べていて優秀な人材の確保という言葉が
いろいろな資料で散見されました。
企業にとって優秀な人材ということであり、
優秀の意味合いは多岐にわたると思いますが
新卒の就職活動で
企業にとっても、学生にとっても
大事なことは一つではないかと思います。
松下幸之助さんがおっしゃっていましたが、
入社した人間が
素晴らしい会社に入社出来た。」と
自分の両親を始めとした
自分の知っている人間に胸を張って
言えるかどうかだと思います。
企業であれば、
自分の会社に愛着を持っている人間こそ、
本当に定着してもらいたい人材のはずです。
学生の皆さんにしても、
入社してからがスタートであり、
これからの人生が楽しくなるのか
楽しくなくなるのか、
入って後悔しないでいただく為にも
本当に自分が何をしたいのかを
明確にした上で就活に励んで
もらいたいと思います。
自分の会社を心の底から
素晴らしい会社だと思えるかどうかが
働く上で大事なことになります。
これから就職活動を始める学生の皆様が
幸運であることを祈念して
本日は〆させていただきます。

続きはまた明日、
引き続きお時間のある時にお付き合いいただけますと
幸いでございます。

皆さまにとって、明日が良い日でありますように。