【偕髙塾】塾長・塾生ブログ

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派遣労働の働き方を考える

旬を考える

昨日ユニクロの取り組みを
取り上げましたが、
今日もユニクロのGUの無販売店舗を
テレビで紹介していました。
ネットニュースは下記になります。

 

GU、原宿に初の試着専門店 

ネット誘導、店頭販売せず
共同通信より
ファーストリテイリング
低価格ブランド「ジーユー(GU)」は
29日、初の試着専門店を
30日に東京・原宿にオープンすると発表した。
店頭での販売は行わず、客は気に入った商品を
スマートフォンなどからネットで注文し、
配送してもらう仕組み。
店舗運営を効率化し、実店舗とネットの融合で
顧客の利便性を高めたい考えだ。
店舗名は「GU STYLE STUDIO」。
試着用の服に付いているタグを
スマートフォンで読み取ると、
すぐにオンラインストアで購入できる。
在庫を持たないため陳列商品の種類は
同規模の通常店舗よりも多く、
従業員の数も減らした。

 

昨日の物流の自動化とあわせて、
デジタリゼーションへの取り組みを
これでもかとユニクロとして
アピールする姿はさすがだと思います。
同時に人手不足対策を
アピールもしている点についても
中身がともなっているので
可能になることだと思います。
メディアの取り上げられ方について、
メディア戦略の重要性は、
以前から理解していたつもりですが、
違う立場から見てみると、
改めて様々なことに気が付きます。


話しは変わりますが、
冬も本番に近づいています。
寒さも深まりつつありますが、
季節の変化は気候だけではなく、
料理からも感じることが出来ます。
旬の食材を使った料理等は、
舌ばかりではなく、
目も心も楽しませてくれます。
旬は食材ばかりではなく、
我々人間にもあてはまります。
自分では分かりづらいのですが、
誰でも旬の時期は存在します。
それも一回だけではありません
人それぞれですが
何回も旬の時期は存在します。
今日は旬を意識した上で、
派遣労働について考えてみたいと思います。

 

目次
派遣の現状
派遣社員が増える理由
派遣労働を考える
まとめ


派遣の現状

労働者派遣事業は2008年度
派遣労働者数で過去最大を記録
リーマンショック以降は減少傾向、
2014年度に底をうち2015年度以降は増加に転じる。
厚生労働省労働者派遣事業報告の集計結果」より
派遣労働者数の2017年と2016年を比較
全体数では前年比118.4%と約2割増加
反面、無期雇用派遣労働者数では
前年比83.3%と減少している。
地域別の派遣労働者数は全地域で前年を上回る。
南関東、東海、近畿、北関東・甲信の順に
対前年の増加数が多くなっています。
事務系従事者は
東京が全国の約4割を占める。
物の製造業務従事者は
愛知の有期が約2万人と最も多く、
福岡・大阪・東京が約10,000人の規模
商品販売従事者は、
東京・大阪・愛知・福岡の順に多くなっています。
情報処理・通信技術者は、
広島を除き、無期が有期を上まわっています


派遣社員が増加する理由

① 企業の人件費圧縮
② 年功序列制度の崩壊
③ 正社員の仕事が見つからない
④ 大手入社・専門的な仕事ができる
⑤ 企業の雇用量の調整
⑥ 法改正
⑦ 女性の社会進出
⑧ サービス業非正規雇用の増加
⑨ 副業者の増加
⑩ 機械化・自動化

派遣労働を考える

本日、このようなニュースがありました。

技術者「ハケンの品格」磨く
メーカーからの転職急増、「1社に定年まで」はリスク
日経新聞より

抜粋
人材紹介大手のリクルートキャリアでは
この8年で9倍に増えた。
技術革新のスピードが上がり、
技術者の間にも
「1社で勤め上げるのはリスク」
という意識が芽生えている。
受注増で人不足
大手の2017年度の中途採用
テクノプロが前年度比32%増の2737人、
メイテックが1.5倍の442人に上る
「人が足りず仕事を断っている」。
背景には技術の急速な進化がある。
例えば自動運転に欠かせないカメラやセンサーの
技術者は自動車メーカーには少ない。
技術者派遣会社はここをとらえ、
電機メーカーで経験を積んだセンサー技術者を
自動車メーカーへと業界をまたいで派遣する。
テクノプロは、
トヨタ自動車人工知能(AI)開発で
資本提携するスタートアップのアルベルトと組み、
千人規模のデータサイエンティストを育成中。
技術者はこの限界を別の形で感じる
「自分の仕事はいつまであるか不安と、
メーカーからの転職者が数年でぐっと増えた」
doda」の大浦征也編集長は
「リーマン前はメーカーからの転職はほぼなかったが、
今は年間8千人前後の技術者派遣への転職のうち
3分の1までに増えた」という。
転職時の提示年収はこの2年で約1割上がった。
「40代、50代になったときの
市場価値を上げるにはこっちの方がいい」
大手電機メーカーから
技術者派遣に転じた男性(28)は話す。
メーカーは一領域の専門家として
技術者を育ててきたが、
技術者派遣のキャリアの積み方は対極
「数年ごとに違う会社で
旬のスキルを磨けたから多様な業界で仕事が見つかる。
前職にいたらモデル変更までの10年ずっと
改良作業だったはず」
安定の定義が変化
「転職者が根本的に求めているのは安定」
「大手に勤めることから応用が利くことへと
安定の意味が変わっただけだ」
新たな不安定要素
「何歳まで働き続けられるか」
親の介護などとの両立は一つの要素
派遣会社は全国で案件を受注するため
勤務地を選びやすい。
各社は採用で「地元で働けます」と
前面に押し出し始めた。
定年まで働けても、
多くの会社員のキャリアは役職定年などで止まる。
引退が遅くなるなか
「出世が止まった後の時間が長くなっている」
派遣はメーカーのように
管理職としての出世は少ないが、
60歳を過ぎても技術者として
スキルアップも昇給もできる。
長期の雇用を保障してもらう代わりに
勤務地も仕事内容も会社に委ねるのが
従来の働き方だった。
雇用を頼りにできない中、
仕事内容と勤務地も会社任せにしていられない。
派遣への転職が映す危機感は、技術者に限らない。

まとめ

一昔前の日本であれば通用した

終身雇用等の考え方が、
様々な分野で変わってきています。
AIをはじめとした、
先端技術の進化によって、
働くこと、働き方は今後更に変わります。
その中で我々が準備すべきことは、
自らの価値を上げ続けることです。
技術者だけではなく、
50代、60代をどのように
キャリアデザインしていくのか
非常に重要な課題となります。
ひと昔前であれば、
考えなくてもよかったことですが、
今後の日本にとっては
必要な認識となります。
これからは、
自分自身の旬を意識して
行動したいと思います。

続きはまた明日、
引き続きお時間のある時にお付き合いいただけますと
幸いでございます。

皆さまにとって、明日が良い日でありますように。