【偕髙塾】塾長・塾生ブログ

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副業・兼業推進企業の考え方

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副業・兼業➾強みの構築

今日は
兼業・副業を通じた
企業の創業・新事業創出事例を
紹介させていただきます。

昨日、予告させていただいた通り
今日は企業側の考え方をまとめてみました。
働き方改革、人手不足に一早く対応している
事例ばかりとなります。
昨日同様に、
今回調べてみると様々なきっかけが
副業・兼業のヒントになっています。

兼業・副業に取り組む企業事例の紹介

オイシックス株式会社

兼業・副業が「当たり前」の会社に

・兼業・副業解禁は自社では
 経験が難しい成長機会や
 スキル 形成機会の創出につながる。
・代表、役員はじめ多くの従業 員が
 年齢や性別の偏りなく兼 業・副業を実践。
・多様な働き方を認める社風の なかで、
 各人が自身のリソース をコントロールしながら
 本業と副 業で成果を追求。

兼業・副業に踏み切った背景・狙い

・優秀人材の獲得・従業員の成長
・兼業、副業を認めていくことで優秀層の取り込み
 (例えば、既に自身で事業 を経営しているような人材)や
 従業員のモチベーションアップなども可能になる と
 考えた。 代表が率先して兼業・副業を実施
東日本大震災後、代表が復興のための
 一般社団法人を設立。
・代表が兼業していることも後押しとなり、
 会社としても全従業員に兼業を認め ることとした。

株式会社クラウドワークス

従業員の働き方が会社のショーケース

・兼業、副業解禁は従業員による
 「会社のミッション」のショーケース。
・正社員の約1割が個人事業主と して副業実践。
 従業員が副業で 得た知見を自社サービス改善に 反映
・多様な働き方を「いいね!」と認 める社風。
 個人のタスク明確化、 副業できる時間づくりも
 並行して 実施

兼業・副業に踏み切った背景・狙い

・会社のミッションの具現化
・従業員自らが会社のミッション
 「働き方革命」の体現者となるために、
 副業の 解禁を含むパッケージ化した人事制度
 「ハタカク!」を導入。
 ボトムアップで兼業・副業を実現
・副業を行っている従業員がいたこと等から
 人事部を中心とした「ハタカク!」
 プ ロジェクトチームを発足。
・人事部から同社ボードメンバーに副業解禁を提案
 会社の理念との整合性 からGOサイン。

サイボウズ株式会社

100人いれば、100通りの人事制度があって良い

・「100人いれば、100通りの人 事制度が
 あってよい」という考え から副業を解禁。
・育児も副業も多様性・働き方 のひとつ。
 土日に、子育てする のも副業も基本的には同じ。
・兼業、副業はまずスモールス タート、
 それからリスクやメリット を判断。

兼業・副業に踏み切った背景・狙い

・副業解禁に不安もあったが、まずは解禁してみよう
・本格的な副業だけでなく、ネットオークションや
 ブログのアフィリエイトで利益を 得ることもある。
・あるいは、家事・育児、趣味、地域活動など、
 収入の有無にかかわらず社会 人には誰しも
 複数の活動をしている。
・「なぜ制限が必要? 一度、解禁してみよう」

さくらインターネット株式会社

働き方改革の取組の一つに位置づけ、

社員の創造性と生産性の向上を支援

性善説に立つことを社員に宣 言、
 自由・寛容・多様な風土 を醸成。
・社内の働き方改革の取組である
 「さぶりこ制度」の一つに兼 業・副業を位置づけ、
 スキルや 経験、人脈の幅を広げることで、
 社内においても大きな活躍を 期待し、
 社員個々人の創造 性と生産性の向上を支援。

兼業・副業に踏み切った背景・狙い

・社員、顧客、会社、社会へのコミット
・社員、顧客、会社、社会の
 4つのステークホルダーの繁栄を理念にしており、
 特に、社員、顧客、会社の成長を追及している。
 社員の成長・良い人材の獲得につながる
・ 社外の人との交流や、社内の多様な人々との
 協働の経験から、視野を広げ てほしい。
 働き方の根本的な見直し・クリエイティビティの追求

株式会社ドン・キホーテ

対象者限定で兼業先との労働時間通算を試行

・ 兼業・副業禁止であったが、従業 員からの要望と、
 待機児童問題 の解決という観点から、
 新たに社 内ルールを策定し、試験運用を 開始。
・ 兼業・副業解禁による過重労働 防止のため、
 兼業先との間で労 働時間情報を
 共有する仕組みを 構築。
・過重労働を防止しつつ、従業員、 同社、
 兼業先の三者Win-Win 関係の構築を目指す。

兼業・副業に踏み切った背景・狙い

・従業員からの要望 店舗勤務の
 選任社員(対象2名)より、同店にある
 事業所内保育施設で あるドンキッズ
 (運営委託会社:(株)ママスクエア)でも
 勤務したいと要 望。
 保育施設が抱える慢性的な人手不足
・保育施設の運営委託先である(株)ママスクエアに
 確認したところ人手不 足であることが判明。
 兼業解禁が、保育施設の人手不足解消、
 受入れできる児童数の増加、待機児童を抱える
 優秀な主婦層の雇用等につながり
 好 循環が起こると期待。

株式会社フューチャースピリッツ

会社公認"働かない制度"

・ 業務時間内に自社の業務に 関係のないことを
 行える画期的な 制度である
 「会社公認“働かない 制度”」を導入。
・ 会社で与えられた業務をこなして いるだけでは、
 社員や企業が更なる飛躍をするのは難しい、
 との認 識が導入のきっかけ。
・ 将来的には同社の事業拡大や、 兼業先の企業との
 アライアンス 構築なども視野に。

兼業・副業に踏み切った背景・狙い

・社会変化のスピードに対応した人材育成を
・社会経済の変化のスピードはますます速まっており、
 時代の流れを掴むには 異業種人材を含む
 社外の人間との接触や業務外の主体的な活動が
 欠かせないと考えた。
・社員の知識・能力を高めることを狙いに導入。
・本制度のアイディア自体は2016年2~3月頃に
 現場から出されたものである が
 谷孝氏としても常日頃実施していたいと
 考えていた事項のため、数ヵ月間、
 管理部門において検討を重ねて制度設計を行い、
 同年6月に導入した。

株式会社MUGENUP

多様な経験が社員の創造性を刺激し、

個々の成長を促すことで事業の成長へ

・企業のビジョンである
 『創ること で、生きる人を増やす』を実現 すべく、
 クリエイターに新しい働き 化を提案する一環として、
 社 内制度として実施。
・多様な経験が社員の創造性 を刺激し、
 個々の成長を促す ことによって
 事業の成長につながると考え、副業を支援

兼業・副業に踏み切った背景・狙い

・クリエイターに、もっと自由な新しい働き方を
・『創ることで、生きる人を増やす』という
 企業のビジョンを実現させるため、
 クリエ イターに新しい働き方を提案したい
 という背景があった。
・クリエイティブに関わる副業を支援する事で、
 本人のモチベーションアップや、
 多 様な経験が社員の創造性や知見を成長させると
 判断し、導入に至った

大手製造業A社

優秀な人材=タレント確保、

シニア世代のセカンドキャリア開拓

・従業員を社内に封じ込める気 はなく、
 実態としては殆どの 兼業・副業申請を許可。
・優秀な人材=「タレント」確保、
 シニア世代のセカンドキャリア 開拓のメリットはあり

兼業・副業に踏み切った背景・狙い

・昔から兼業・副業には比較的寛容
・以前は就業規則で兼業・副業を禁止する旨の
 記載もなかった。
・近年は競合忌避、情報管理などから就業規則
 「許可なしでは兼業・副業 を禁ずる」旨を明記。
 兼業・副業を制度として奨励する必要性は
 感じていない
・従業員のニーズがあれば余程の問題がない限り、
 認めるというのが会社の スタンス。
 従業員を社内に封じ込める気はない。

 

昨日、今日と副業・兼業を推進することで
企業、個人の狙いが明確に見えてきました。

個人としては、
現在企業に求めても得ることが
出来ない部分を副業・兼業に求めています。

企業としては、
やらざるを得ないという消極的な動機から
推進しているケースもありますが
その多くは一早くやることで
他社との差をつけることを想定しています。

個人と企業の共通点は
どちらとしても副業・兼業の推進を
強みの構築として捉えているということです。

明日以降も、
皆様に有益な情報をお伝え出来る様に
がんばってまいります。