【偕髙塾】塾長・塾生ブログ

転職・起業・就職で悩んでいる人を応援するブログです!

転職をする前に

経験の重要性について

日本シリーズも終わり、
年末年始を意識する時期になってきました。
ロボ課税というような言葉をニュースで見かけました。
現在の売り手市場が激変するタイミングを想定し、
次世代の働き方を想定し、
準備出来る人間が次のチャンスを活かせることになります。
転職を受け入れる企業が対象者を見る点の一つとして、
今までの経験を評価します。
単なる経験したことではありません、
ひょっとしたら普通の成功よりも、
失敗が評価されるかもしれません。
転職を少しでも考えているのであれば
現在の環境の中で、
何でも経験することをおススメします。

北海道シリーズ二日目

昨日の続きとなります、
空港からタクシーに乗り込み
札幌市内のグループ企業本社にむかいました
その途中で見た今までの経験とは違う光景を
紹介させていただきます。
大手電気量販店、ホームセンターの店舗に
想像以上に人だかりができていました。
通電しているガソリンスタンドは
渋滞が発生していました。
熊本の震災でもガソリンスタンドの
渋滞は経験しておりますが、
それでも今まで経験したことが無い長さでした。

その移動の最中に困ったことが発生しました。
今までの経験したレベルを越えていました。

一つ目は、ATMが動いていないという事です。
災害発生時、現地に迷惑をかけないように
最低限の準備はしていたのですが、
現金の準備の重要性を想定していませんでした。
当り前ですがカードは使えません。
準備の大切さを痛いほど分かっていながら迂闊でした。
それでもあらゆるATMが動いていないことを
現地で確認した時、少し動揺してしまいました。

二つ目は、宿泊する場所が無いという事です。
緊急事態なのである程度
致し方無いと思っておりました。
災害時に同様の事象が発生しますが、
見事なまでに全てのホテルが宿泊出来ない。
考えてみれば当たり前の事でした。
電源が無い、水が使えない
それも広いエリアで発生している。


三つ目ですが、情報が本当に大切だということ
電源が無いということは
TVを見ることも出来ないことは勿論です。
中継基地の電源が確保出来ていないことが原因で
インターネットもつながらないエリアがありました。
タクシーで移動していたので、
ラジオを確認することは出来ましたが、
改めて情報の重要性を再認識しました。

改善が必要なこと

① 電源対策
現金を確保することができたのは、
自家発電をしているセイコーマートさんのお陰でした。
移動販売車も同様に自家発電しながら、
暖かい食べ物を販売することが可能となり
長蛇の列が出来ていました。
通電した後の充電可能な場所では、
充電することを目的として
コンセントに人が群がっていました。
自家発電、蓄電機能について、
行政、民間双方で改善すべき点です。

② 情報の収集と共有対策
札幌駅周辺では日本人も情報不足で
宿泊難民が沢山いました。
それ以上に海外から来られた方が
本当に困っていました。
大阪の地震の時も
同様の事象が発生しましたが、
2020年にむけて改善が必要な対応だと思います。
改善の為には事前対策の充実が必要です。

宿泊問題に戻らせていただきますが、
電気が使えないという事は
水も使う事が出来ないという事でした。
多くのホテルは水を一旦、
屋上のタンクに貯蔵しなければなりません。
絶体絶命の危機を救ってくれたのは、
遠い本社で働いている仲間でした、
現地の状況を目の当たりにしていたので、
最悪の状況も覚悟していました
みんなが必死に探してくれた事が分かりましたし、
本当にありがたいと思いました。
宿泊させていただいたホテルにも心の底から感謝です。

真っ暗な部屋の中に宿泊することは初めてでした。
少しでも明るくする方法を調べました。
ペットボトルを活用する事が有効でした。
調べると様々な有効情報があります。
今後まとめて紹介出来ればと思っております。
これも移動中にタクシーの中で携帯電話を
フル充電させていただいたお陰でした。

先遣隊の役割

札幌に到着しグループ企業の二社の本社で状況確認と、
翌日以降の動きを現地のメンバーと先遣隊メンバーで検討しました。
昨日、然るべき人間が現場で確認すべきと書きました。
何故、これが必要なのか?
理由が三つあります。

三現主義

一つ目は、現場で確認しなければいけない。
現地メンバーは、
何回も災害を経験していません。
もちろん訓練はしていますが
訓練とは違う事が沢山発生します。
現場でその状況を確認した上で、
判断しなければいけません。
二つ目は、現物を確認しなければいけない。
現場の報告を正しく判断しなければいけない。
現場としてはどうしても出来る事を報告します
迷惑をかけてはいけないという責任感から
本当にやるべき事は何なのかの判断と、
違う判断になってしまうことがあります。
現物を確認した上での対応が必要なことです。
三つ目は、現実を確認しなければいけない
今やるべき事は勿論なのですが、
発生当初だからこそ現実を注視した上で、
今後の中長期で何をすべきかを考えなければなりません。

これに原理原則で動く五現主義で対応することが
リスク発生時には実施すべきことです。

幸いな事に、今回の二社のトップ及び現場メンバーは
上記の事をしっかり理解して行動していました。
じゃあ北海道に行かなくても良かったのか?
答えは否です。
現場が原理原則通り出来ているのであれば、
現場が対応出来ない事を対応することが
災害時の先遣隊に求められる事だと思います。
災害発生後の段階的対応等についても機会があれば
もう少し詳しくお話し出来ればと思っております。

北海道シリーズは明日も続きます。
明日はタクシーにフォーカスします。
引き続きお時間のある時にお付き合いいただけますと
幸いでございます。

皆さまにとって、明日が良い日でありますように。