【偕髙塾】塾長・塾生ブログ

転職・起業・就職で悩んでいる人を応援するブログです!

健康に働くことを考える

健康と労働パフォーマンス

天気予報の通りになりましたね、
今日は本当に寒い、
風邪をひいている暇が無いので
ついつい朝からのニュースも
健康関連の情報が目に入ってしまいます。

昨日もいろいろな人と会ったのですが、
久々に会ってみると元気なので安心したと
顔をみるなり言われました。
ブログで体重が減ったことを
お知らせさせていただいたのが、
体調不良で痩せていると誤解していたと
話しているうちに判明し、
先方にも安心していただきました。
健康については、
雑誌、テレビ、ネット様々なところで
あらゆることが取り上げられています。
前々職で働いていた時に
健康をテーマに食品を取り上げると
翌日の売り場から取り上げられた食品が
無くなってしまうこともありました。
前職で健康経営を推進していたこともあり、
健康と労働パフォーマンスは
密接に関係があるのは分かっております。
少し、紹介させていただきます。

プレゼンティーズム

何故、企業は健康経営を推進しているか、
簡単に言えば従業員に対しても、
企業としても従業員が健康であることの
メリットが沢山あるということです。
生産性が上がり利益が増加して、
企業も従業員もハッピーになる、
目に見えるメリットもあれば
従業員が健康で公私ともに
ハッピーならば長期的にみても
大きなメリットがあります。

健康経営(けんこうけいえい)とは、
従業員の健康増進を重視し、
健康管理を経営課題として捉え、
その実践を図ることで従業員の健康の維持・増進と
会社の生産性向上を目指す経営手法のこと。

会社の資本とも言える「従業員が健康であること」が
仕事の生産性を向上させ、
企業としての業績に寄与するという、
とても本質的な考え方が健康経営です。


面白いデータを紹介させていただきます。

仕事を始めて14時間が経過すると、
血中のアルコール度数が
日本の酒気帯び運転の基準となる
0.03%を超えてきます。

22時間労働では血中アルコール度数が
0.1%に到達することもあり、
およそ瓶ビール大瓶1本(633ml)を飲んだ時と
同じになります。

14時間を超えると、
お酒を飲みながら仕事している状態であり
オフィスでお酒を飲みながら
仕事をしている姿は想像できません。
まさに従業員の健康状態が
生産性に影響を与えることがわかります。

健康経営からプレゼンティーズムは
スムーズな流れだと思いますが、
こちらも内容を少し紹介させてください。

プレゼンティーズムとは?

「プレゼンティーズム」とは、
具合が悪くても出社することで
本来のパフォーマンスを発揮することができず、
かえって生産性を下げてしまっている状態のこと。

日本の企業の朝調子悪い人の中には、
前日のお酒の影響がある人が
いるのは事実ですが、
本当に体調が悪いのに無理をしてしまう
そんなケースも沢山あります。

体調が悪くても出社する人からよく聞く声としては、
以下のようなものが挙げられます。
① 「会社に迷惑がかかるので休みたくない」
② 「休むと上司や同僚に良くない印象を与える」
③ 「周りの人たちから”甘えている”、

       ”根性が足りない”と思われてしまう」

日本では「休むことは甘え」という認識が強く、
這ってでも職場に行かなければならないという
考え方の従業員、また経営者がまだまだ多いのも
現状では無いでしょうか?
このような状態が続くと従業員の体調不良を招き、
結果的に、会社の生産性を下げてしまいます。


プレゼンティーズムの問題点


「会社を休んではいけない」
「多少無理をしても出勤すべき」という考えが
浸透していることが挙げられます。
本来は、仕事とは「成果を出すことが目的」
であるべきなのに多くの企業の現状は
「長い時間、出勤することが目的」
になってしまっている
「無理をする」の範囲は個人差が大きく、
真面目な人ほど無理をして出勤し、
かえって体調を崩す結果になることが多い、
もしこれが意思決定を行う立場の人であれば、
判断力が落ち事業へのマイナスの影響は特に大きくなる。
特に分かりやすい症状であれば、
直ぐに対策を実施することが可能ですが、
メンタルヘルスに関しては、
自分でなかなか判断することが出来ず、
他人が気付いてあげないと
大変なことになってしまうこともあります。
上司だけ、人事だけではなく、
誰でも気付いた時点で
声をかけてあげることが必要です。

北海道から九州へパートⅣ

もう二年前の12月の出来事ですが、
昨日のことのように思い出せることばかりでした。
この案件がその後のリスク対応に
非常に参考になったことがいくつもあります。

① 現場と本部の連動
② 正確な情報収集
③ 適時適材適所

他にも沢山あるのですが
今回はこの3点に絞らせていただきます。

一つ目の現場と本部の連動は、
どの災害対応においても、
それぞれが補完しあう形を
作らなければいけないことを
身に染みて感じることが出来ました。
現場主導、本部主導、
プル型、プッシュ型等々
いろいろな言われ方はありますが、
理想としては双方が補完しあうことです。
その為には判断出来る人間が
現場にいるべきだということです。

二つ目の正確な情報収集ですが、
本部との連動にも関連してくるのですが、
現場から本部もしくは、
今回のケースであれば
現地の会社に確認等、
現場だけでは分からない情報を
量も質も速度も考えて
収集しなければなりません。
量は多すぎれば判断するのが大変になりますし、
少なければそもそも判断することが出来ません。
質に関して言えば、
質の悪い情報こそ最悪の判断をする原因に
なってしまいます。
速度も非常に大切です。
判断する迄に情報は必要なわけであって、
判断した後の情報に関しては、
判断することだけに目的を限定すれば、
無駄な情報であり、言い訳になってしまいます。

3つ目の適時適材適所こそ、
上記の2つを実行する為に最も必要なことです。
災害時の先遣隊を決定するケースや
様々な案件のリーダーを決定する時に
適材適所は当たり前ですが、
適時の部分こそ重要になってきます。
北海道から九州のケースでは、
他の優秀な人材と言っても
無事辿りつけたとは思うのですが、
違う形になっていたかもしれません。
彼だからこそ、
ミッションの本質を忘れることなく
最善を尽くした上で、
パフォーマンスの質を保つことができました。

あの時のことを振り返って一番思うことは、
やはり「人」が全てだということです。
企業は「人」なりですが、
人材育成を怠らない企業こそ、
これからもお客様に支持され続ける企業であり、
どの企業も「人」を大切にしてもらいたいと
心の底から思います。

続きはまた明日、
引き続きお時間のある時にお付き合いいただけますと
幸いでございます。

皆さまにとって、明日が良い日でありますように。