選択の基準を考える
正しい対処方法
今日も朝から天気が良くなりました。
月曜日の朝によく見かける姿が
明らかに疲れきった顔で
出勤している人が多いことです。
週末の疲れの影響なのか？
これからの一週間を考えて
憂鬱になってしまうのか？
自分もそうだったのかな、
と思いながら電車に乗っていました。
興味が湧いたので少し調べてみると、
週末の寝だめが影響しているとの
説がありましたので紹介させてください。
寝だめは体に良いのか、悪いのか
先ず、この頃よく聞く
睡眠不足と睡眠負債を整理します。
睡眠不足と睡眠負債、言葉はよく似ていますが、
睡眠不足は
1～2日間、しっかり寝ることで解消できます。
睡眠負債は
慢性的な寝不足が長期間続き蓄積されたもの。
睡眠負債による心身への影響
睡眠負債により引き起こされるのは、
集中力の低下や免疫力の低下、
身体能力の低下、そして気力の低下です。
こうした状態から糖尿病や肥満といった
生活習慣病の発症、うつやアルツハイマー、
がんといった病に陥る確率が
上がる場合があるといわれています。
睡眠負債を返済する為には
質の良い睡眠をとる必要があります。
寝だめをすることにより
生活のリズムが崩れる場合があるので
寝だめはあまりおススメすることはできません。
寝だめ＝時差ボケ状態が生じているのが
月曜の朝であれば生産性も低くなります。
対策は寝だめではなく早く寝るか、昼寝
多くの資料に早寝と昼寝が
睡眠負債対策には有効と
言われておりましたので
月曜日の朝が辛い方はご参考までに。
新シリーズ開幕
前段が長くなりましたが、
今日は選択、判断、決断の
重要性に着いて経験を基に
紹介させていただきます。
少し前に北海道で発生した
地震の際に経験したことを
お伝えしましたが、
やはり人間は天変地異の前では
無力に近く、
天変地異の際にはなす術がありません。
でも、その時に諦めずに
最善を尽くすことによって
新しい経験をすることがあります。
逆境がチャンスに変わる時もあります。
北海道から九州へパートⅠ
2016年の12月のことです。
年末に人事部長と各社を回って、
来期の人事案を確認する作業の中で
北海道のグループ会社、
九州のグループ会社と遠隔地から
一気に回ることを計画していました。
先ず北海道で業務を行う為
最初の会社を訪問しました。
少し雪が振り始めていましたが、
打ち合わせに集中していたので
時間があっという間に過ぎて
気が付くと雪の量がかなり増えていました。
次の会社へ向かっている最中にも、
雪は振り続けていました。
予定通り打ち合わせを済ませた頃には
雪が見たことも無い状態になっていました。
急いで札幌駅から空港を目指そうと
札幌駅に向かいました。
この段階でフライトの中止が少しですが、
発生しておりました。
我々の乗る予定の飛行機は
羽田空港からこちらに向かっていました。
フライト中止にもなっていませんでした。
何処か他の空港から翌日九州に行く方法を
検討しましたが、どこの空港のフライトも満席でした。
この段階で選択は2択となりました。
五分後の特急に乗って函館まで行けば、
仙台までは到着出来る。
一つ目の選択は、
雪の中のフライトも何回も経験しています
今回だって大丈夫なはず、
運を天に任せて
とりあえず新千歳空港に向かう。
二つ目の選択は、
最悪の状況を想定して
電車で行けるところまで行く。
明日仙台からの便は満席なので
羽田空港より福岡空港へむかう
優秀な人事部長が全ての行程と
状況を瞬時に調べてくれました。
後、数分遅ければ、
違う選択になったと思いますが、
その時は五分の間に判断をするだけでした。
結論は二つ目の仙台行きを選択しました。
結果を知っている今となれば、
当り前の判断なのですが、
当時はどちらが正解か分かりませんでした。
皆さんがご存知のとおり、
その後、新千歳空港は大変な状態となり、
もし、あの時新千歳空港に
辿り着いていたとしたら
翌日も全く動けない状況になっていました。
何故、あの選択を決断したのか
振り返ってみました。
選択理由
① 経験
今迄の経験から天気予報をはじめ
様々な情報を収集することが出来ました。
やはりどのような時も正確な情報を
タイムリーに収集することが大事なことです。
② 優先順位
翌日、九州に到着することが
最優先ミッションであり、
到着出来ないことが最悪な状況になります。
到着出来る可能性をあげることを
最優先で判断しました。
③ 直観力
これはいつも大切にしていることです。
決断する上で上記のようなセオリーも
とても大事なことだと分かっていますが、
あの時のことは、
今でも鮮明に覚えていますが、
新千歳空港に行ってはいけないという
行ったら大変になるという
直観が働いたことを覚えています。
ここで大切なことは
最初から直観に頼ってはいけないということです。
そして、直観よりも大切にしなければいけないことは
信頼出来る情報を得ることだと思います。
その時一緒にいた人事部長は、
最も信頼している仲間の一人でした。
彼の正確な情報があったから、
最後は直観で決断できたのだと思っています。
対処方法を知らずに、
直観だけに頼ることはおススメしませんが、
いつでも直観力を鍛えることは
おススメさせていただきます。
まだこのシリーズは続きます。
続きはまた明日、
引き続きお時間のある時にお付き合いいただけますと
幸いでございます。
皆さまにとって、明日が良い日でありますように。
